お店作り

DIYでお店の本棚を手作りしてみよう!

ちょうど3月の忙しい時期に入り、業者さん達が別の急ぎの現場へ取り掛かることになったため、お店の方は2週間ほど停滞。何とか内装屋さんに来てもらい、とりあえず内装のクロスと床は貼っていただくことができました!

今の段階のお店はこんな感じです。奥のキッズルームの壁は緑にしました。派手にしようか迷いましたが、落ち着く緑で地味めに。

ちょうどキッズスペースになる部分に梁があるため、ちょっとデットスペースができてしまいます。そこに絵本を置く本棚が欲しくて、ちょうどよいサイズの本棚をネットで探してみるものの中々出てこない。やはりサイズが規格サイズしかなく、デットスペースを有効に使えないのがもったいない。

ということで、せっかく時間もあるのでDIYで本棚を作ってみようと思います。

DIYでお店の本棚を作ってみよう!

まずは設計図を書きます。寸法と完成した時のイメージ図を描き起こします。方眼用紙に書くとイメージしやすいです。

ホームセンターで木材を探し、条件にあう木材を購入。カインズホームに行って「ファルカタ集成フリー板」という板を発見。910×1820×12で2980円という安い板です。厚みがありすぎると切るのが大変だし高い。薄すぎると強度が持たないので、この値段と暑さは割といい感じの木材でした。ちょっと柔らかくてしょぼいですが、組み立てればある程度の強度は出るはず。

次に、この木材を使って設計図の本棚を作るためにカットの寸法を出します。できるだけ余りがでないように木材を有効に使えるカットレイアウトを考えます。この時に厚み計算を忘れると大幅に狂うのできっちり計算しないといけません。

欲しい木材の数と大きさを確認し、こんな風にカット図面を書きました。

カインズホームでは1カット30円で指示したとおりにカットしてくれます。今回のパーツは13カットで390円でした。きれい切ってくれるので非常に助かります!

さて、今度は一部の木のアールを切りたいので、同じくカインズホームの”CAINZ工房”へ。購入した木材の加工の場合は、工作室で無料で工具を貸してくれます。

ジグソーを借りてアール部分をカットしました。

さあ!購入してカットした木を持ち帰ります。次に面取りです。

180番のペーパーで切り口などのガサガサした部分を削り、きれいにします。枚数が多いので面取りも結構大変。お義母さんにも手伝ってもらい作業。

ペーパー掛けが終わったので塗装します。ちょうどお店の木材を塗装した塗料が残っていたので、それをもらい刷毛でぬりぬり。表面を塗り、乾かして裏面も。

1回目の塗装の後はシーラーを塗ります。同じように刷毛でぬりぬり。これは塗料を定着させるために塗るそうです。シーラーを同じく両面塗るとペーパーで毛羽立ちをこすり落とします。シーラーで硬くなった毛羽立ちをきれいにするためにペーパーでまた削る必要があるそうです。

削り終わったら最後の仕上げのクリア塗装。これも同じく両面を刷毛で塗ります。

結局、塗料⇒シーラー⇒ペーパー掛け⇒クリアの工程を行いました。塗装って結構大変。

さあ!ようやく塗料が乾いたので最後は組み立てです。最初に書いた図面を見ながら組む順番を考えます。そして木材に墨出し。

意外と複雑な工程になり、組み立てる順番が難しい。デザイナーさんにも手伝っていただき組み立てます。この大きさだと一人では絶対無理だった!!

まずは内側の絵本立ての部分を組み立てます。順番を間違えるとビスが打てなくなるので、裏面から順番に組み立てていきます。

側板をつけて、すべてのパーツをしっかりと固定します。素人の書いた設計図でなんとなく形になってきました。

デザイナーさん、お義母さんのご尽力もあり完成!!構想から2日間で完成してしまった!!自分ナイス行動力!

思ってた場所にぴったりとはまりました!すごく気持ちがいいです。ここにたくさんの絵本を置いて、お店に来る子供たちにたくさん読んでもらいたいです。