子育て

「逃げ恥」から学ぶ働くということ

明けましておめでとうございます。

お正月なので実家でゆっくりしていると「逃げ恥」の再放送一挙放送があったので、だらだらと続けて見続けていた訳ですが改めて再放送を見てもこのドラマは本当に素晴らしい。現代社会の働き方をよく反映してくれていると思います。

見る人によって感じることは色々あるのだと思いますが、私がドキッとしたのは、

「産休に入る人がいるから、また人数が減るってね、本当に迷惑。そう思いませんか?」

のような意味合いのセリフ。

確かに、私も自分がその立場になるまでは、迷惑とまでは言わないまでも人が減って困るなという感覚だったし、どちらかというとマイナスのイメージがありました。産休に入る方って幸せそうで気楽なもんでいいな、って勝手に思ってました。きっと世間一般的な産休のイメージってそうなんだって思います。

でも、いざ自分がその立場になると、申し訳ない気持ちと、しんどくて早く離れたい気持ちと、いやな顔されて心苦しい気持ちと、出産の不安と楽しみと、いろんな気持ちがない交ぜになって全然思ってたのと違う。

子供が生まれてからは、自分のペースで生活することが全くできなくなります。

育児も家事も全部やらないといけないし、やりたくても仕事はできないし。どうして母親だけこんなに大変なんだ!!

いざ仕事復帰しても、時短勤務で仕事内容は制限されるし、やれ子供が熱だなんだで急に休んだりで、職場への罪悪感、子供への罪悪感で胸がいっぱい。家事も育児も朝から晩までやること尽くしで、自分の時間はほぼ皆無。

男性から見れば「時短で早く帰れて、子供と遊んでいて楽しそう」って思うんでしょうね。

確かに仕事上の責任の重さやしんどさは上なのかもしれないけど、家ではゆっくりするだけなんだから、絶対母親のほうが大変!って不公平感だけが積もってしまう。

「逃げ恥」では、まさにこんな感じの不満に対して、「”自分ばっかり”になるとダメになる」「相手への思いやりが大切」「努力して運命の人にする」など心に響く内容のことを登場人物達に教えられます。

自分が感じていたことは本当に自分勝手な不満で、少し見方を変えるともっと素敵な人生を送れるな、と反省させられました。

今まで散々私の方が大変だの何だの不満を巻き散らかしてきた私ですが、嫌な顔せずに私のやりたいことをさせてくれる旦那に改めて感謝したいと思います。

 

「逃げ恥」の中で他にも色々な社会問題を提起していますが、働く女性のリアルを描いている素晴らしい作品だと思います。こんなに共感できるドラマはそうそうないです。再放送でしたが、改めて「自分次第で考え方は変わる」ということを感じることができました。

ちょうど大きく働き方を変えるために仕事を辞めたばかりの私。

後悔や不安でモヤモヤしている気持ちがあったので、「逃げ恥」でとても勇気づけられました!